夫婦生活が長くなるにつれて、だんだん「してくれて当たり前」と感じられてきます。
「してくれて当然」と思うようになり始めると、悪い方向に傾いていきます。
夫婦仲が危なくなるのは「ありがとう」と言わなくなってからです。
「別に、『ありがとう』というほどのことでもない。それくらい夫婦なら当たり前だろう」
そう思うのはよくありません。
何か1つでもお世話になっていることがあれば、きちんと伝えることです。
「慣れた」
「陳腐だ」
「珍しいことではない」
そうかもしれませんが、感謝はきちんと伝えるようにしましょう。
「伝え続ける」という習慣を維持することです。
「いつもありがとう」と言い続けているうちは、絶対に悪くなりません。
少なくとも、夫婦仲が悪くなる方向に傾くことは絶対にありませんしあり得ません。
相手の存在を肯定しているということであり、認めているということです。
それらを思っているだけでなく、きちんと言葉にしているからいい。
声に出せば覇気が出ます。
声には力があり、相手の心を揺れ動かす感動の力があります。
「いつもありがとう」という言葉は、夫にも妻にも使える言葉です。
夫に対して「一家を支えてくれてありがとう」と言えるはずです。
妻に対して「食事を作ってくれて、いつもありがとう」と言えるはずです。
「夫婦だから、いつもしてくれて当たり前」と思うことがあれば、チャンスです。
そう思うたびに「いつもありがとう」という言葉が言えるはずですね。
面倒と思わずに、言い続ける夫婦が円満を維持できるのです。