ときどきポケットに手を入れながら会話をする人がいます。
指先が冷たいのかもしれません。
寒い日なら指先が冷えやすいので、ポケットに手を入れることがあるでしょう。
ポケットの中は、優しく包むようなぬくもりがあります。
どんなに寒い日でも、手をポケットの中に入れると温かくなります。
かっこつけているのかもしれません。
人前で体裁を整えようと、ポケットに手を入れることもあるでしょう。
先輩なら、部下や後輩の前で気取った感じを見せたいときもあるでしょう。
ポケットに手を入れるだけできりりとした雰囲気が漂い、大人っぽく見えます。
しかし、ポケットに手を入れながら会話をするのは、もったいないことです。
ボディーランゲージができないからです。
手をポケットに入れていると、手の動きが制限されます。
せっかくボディーランゲージをする機会があっても、ポケットに手を入れたままでは難しい。
言葉と表情だけのコミュニケーションになってしまい、いつの間にか仲良くなる機会を逃してしまうでしょう。
場合によっては、横柄と誤解されることもあります。
ポケットに手を入れているだけで「偉そう」「威張っている」と誤解されるのは不本意でしょう。
普段から手をポケットに入れる癖がある人は要注意です。
さあ、ポケットから手を出し、身ぶり手ぶりを使って話しましょう。
少し寒いかもしれませんが、そういうときこそボディーランゲージです。
手を動かしているうちに、少しずつ体が温まってきます。
横柄と誤解される心配もなくなります。
下手でもいいので、両手を使いながら会話をしましょう。
同じ会話でも、手を使ったボディーランゲージが加わると、表現力が豊かになります。
臨場感も出やすくなって、面白い会話が実現しやすくなるのです。
言葉だけの会話もいいですが、身ぶり手ぶりを使った会話はもっといい。
形や大きさを表現することがないなら、軽く両手を広げるだけでOKです。
両手を軽く広げながら会話をすると、オープンな雰囲気が出るようになります。
「あなたを受け入れます」というサインになり、自然と会話が弾みやすくなるのです。
「あの人と話をすると、なぜか楽しい」と思われるようになるでしょう。