本を読んでいると、ときどき「よい言葉」に巡り合います。
元気づけてくれる言葉。
勇気づけてくれる言葉。
やる気を高めてくれる言葉。
行動力を促す言葉。
幸せに気づかせてくれる言葉。
シンプルな言葉でも、心に突き刺さる一言があるでしょう。
言葉の力は偉大です。
「言霊(ことだま)」という言葉があるように、言葉には偉大な力が宿っています。
言葉は、人の心に影響を与える力があります。
言葉の持つパワーが心に働きかけ、価値観や考え方を変えてくれます。
言葉だけで生まれ変わることもできるのですから、言葉の力は侮れません。
「いいな」と思った言葉を見つけたら、ペンで線を引き、後から読み返すこともあるでしょう。
もしくは、メモ帳やノートに言葉を書き写している人も多いのではないでしょうか。
ときどき言葉を見直しては気持ちを奮い立たせ、生活に役立てている人も多いでしょう。
さて、言葉を見直すときにポイントがあります。
ぜひ声に出して読んでみましょう。
黙読ではなく、音読です。
力のある言葉は、声に出して読むと、ますます力が出るようになります。
自分の口から発した言葉を、自分の耳で聞くことになります。
脳の中で言葉が反響するので、言葉の力がさらに大きくなるのです。
1回で物足りなければ、2回3回と声に出して読んでみましょう。
言葉の持つ力が、2倍3倍にも倍増していくでしょう。
毎日音読していれば、潜在意識の奥深くまでじわじわ入り込んできます。
最初は特別に感じる言葉であっても、何度も繰り返し音読するうちに感じ方が変わります。
言葉の印象が「特別」から「普通」に変わってきたら、心の奥まで身についた証拠です。
無意識のうちに態度や行動に影響を与え、人生を前向きにさせてくれるのです。
メモを見なくても、記憶だけで言えるようになれば完璧です。
では、さっそく試してみましょう。
たとえば、この記事のタイトルを、ぜひ声に出して読んでみてください。
「力のある言葉は、声に出して読むと、ますます力が出る」
言葉がすっと頭の中に入ってきて、心にしっかり響くことを実感できるでしょう。
黙読と音読とでは、まったく雰囲気が違うことに気づけるはずです。
どんな言葉でも有効なので、ぜひ積極的に試してみてください。
お金も手間暇もかかりませんが、効果は絶大です。
せっかくよい言葉と出会えたなら、その魅力を最大限に引き出してください。
力のある言葉は、声に出して読むと、ますます力が出るのです。