完璧主義になると、落ち込みやすく、元気が出にくくなります。
完璧にできるようにするためには、大きなストレスがかかりますし、精神的にもよくありません。
失敗を感じやすくなるため、落ち込みやすく、元気が出にくくなります。
人間は、完璧になることはできません。
完璧に近づくことはできますが、完全なる完璧にはなれません。
たとえば、食器洗いです。
割らないように気をつけていても、何十枚、何百枚も洗っていると、たまに手を滑らせて割ってしまうことがあります。
もちろん反省や洗い方を改善するなどして、できるかぎり割らないように完璧に近づけることはできるでしょう。
しかし、それでも完全にゼロにする完璧は難しい。
どんなに熟練した達人も、やはり間違いがあります。
猿も木から落ちることがありますし、弘法も筆を誤ることがあります。
人は、最初から完璧にできませんから、目指すことに無理があります。
もちろん努力や改善を重ねることで、できるかぎり完璧に近づけることはできるでしょう。
また、そういう心がけは大切です。
素晴らしいことです。
しかし「そもそも人間が完璧ではない」という重要なことを忘れていませんか。
完璧ではない人間がすることですから、完璧に物事をこなせるほうが不思議なくらいです。
やはり、ある瞬間に間違いはあります。
そういうものだと思うことです。
完璧主義はやめて、80点主義くらいでいい。
ふっと気持ちが楽になるはずです。