そもそも私たちは「明るさと暗さ」に対して、ある固定観念を持っています。
「明るいことがいいこと」「暗いことは悪いこと」という固定観念です。
そういうケースが多いだけです。
必ずしもそうだとは限りません。
暗い人でも元気な人がいます。
たしかに暗い人は元気がないように見えるかもしれませんが、そう見えるだけです。
暗くても、実は至って元気です。
人間に限らず、そういう動物は世の中にはたくさん存在しています。
たとえば、深海魚です。
200メートルより深い深海に生息していても元気です。
深海魚にとって、高水圧・暗黒の環境のほうが居心地はよくて元気が出ます。
また、コウモリも暗いところで生きる生き物です。
暗いところに住んでいるから、元気がないわけではありません。
暗いところにいるほうが落ち着くのでしょう。
暗いところに住んでいても、元気です。
そもそもそういうふうにできています。
元気になるためには、明るいか暗いかは関係ありません。
ありのままの自分を生かすことが大切です。
深海魚は深海魚だからこそできる仕事をしています。
コウモリはコウモリだからこそできる仕事をしています。
暗い人は暗いままでいい。
明るい人は明るいままでいい。
元気でさえいれば、明るかろうが暗かろうが、どちらでもいい。
暗い人は、無理に性格を変えて明るくなろうとする必要はありません。
無理に性格を変えようとするから、自然に反して元気が出なくなります。
暗いなら暗いなりにできることをすればいい。
深海魚には深海魚だからこそできる仕事があるように、暗い人は暗い人だからこそできる仕事があるはずです。
人付き合いが苦手な人は、だからこそ1人で行動する勇気があることでしょう。
無口で話が下手な人は、だからこそ友人の話や意見に流されることはありません。
今の自分が自然にできることを十分に発揮することです。
誰かと同じになろうとするのではなく、自分がありのままを発揮できるような生き方をしましょう。
それが一番元気の出る生き方なのです。