糸を結んでいるときに、もつれができることがあります。
たいていこういうときには、もつれた糸をほどこうとすると、余計にもつれます。
もつれると、いらいらします。
いらいらした状態で、もつれをほどこうとすると、たいていの場合、余計にもつれます。
心に余裕のない状態でもつれを解こうとしても、逆効果です。
このもつれをほどくために、頑張るのではなく、逆にいったんストップさせてみることです。
もつれた糸を解こうと、さらに一生懸命になると、余計にもつれます。
まずいったんストップさせて、一呼吸、入れます。
すると、精神的に落ち着きを取り戻し、余裕が出てきます。
もう一度、もつれた糸を見れば、どこが原因でもつれているのか、冷静に見ることができるようになります。
ゆっくり、確実に、もつれを解けるようになるでしょう。
人間関係でも同じです。
人と人とがもつれているときに、無理をして仲直りをしようとすると、余計に仲が悪くなるときがあります。
お互いに心の余裕がない状態であり、冷静に見られないからです。
いらいらしているときに、もつれた糸をほどこうとすると、余計にもつれてしまう状態と同じです。
こういうときにはどうすればいいのでしょうか。
いったん、完全に止めてしまうのです。
完全なる休憩、休み、ストップをして、まず自分を取り戻します。
落ち着きを取り戻してから、人間関係を見直すと「何が原因なのか、どうすればいいのか」が見えてくるようになります。