「声を出せばストレスも出る」という法則があります。
カラオケに行って、歌うとすっきりするのは、声を出すからです。
さすがに学校や会社で歌ってストレス発散というわけにはいきませんが、似たようなことはできます。
簡単なことです。
「会話」をすればいいのです。
会話をすれば、それだけで声を出せます。
コミュニケーションを交わすほど、声を出す量、回数ともに増えていき、同時にストレスも発散できるのです。
それだけでなく、会話が密になると人間関係がよくなります。
誤解やすれ違いも少なくなるという作用まで期待でき、結果としてストレスをためにくくなります。
「おしゃべりな人は、ストレスをためにくい」というわけです。
ストレスによる障害は、女性より男性に多い結果が出ています。
男性のほうが無口で、女性はおしゃべりな人が多いため、結果としてストレス発散にも影響が出ているのです。
ストレスをためない人は、コミュニケーションの量が多いことが特徴です。
いつもうるさい人は「大変だ。忙しい。死にそうだ」と言っているにもかかわらず、なかなかダウンしません。
「大変だ」と口にするたびに、ストレス発散しているからです。
それよりいつも無口で真面目にしている人ほど、ある日突然ストレスで倒れたり、鬱になったりするのです。
ストレスをためる人は、コミュニケーションの量が少ないことが特徴です。
会話をせずに、1人で仕事をしようとします。
自分では大丈夫だと思っても、知らないうちに、ストレスがたまっています。
ストレスをためないために、会話の量を増やすことです。
仕事中に無駄なおしゃべりはいけませんが、業務に関する会話ならいいでしょう。
仕事中にストレスがたまりますが、一方で仕事中にストレスを発散できるのです。