マラソンでは自分のペースを崩したときが、負けにつながると言われます。
走っている最中、ほかの選手に抜かれそうになると「追い抜かれてなるものか」と、つい力が入ります。
「まだまだついていける」
「自分にはできるはずだ」
「あんな人に、抜かれたくない」
多少の速いペースなら、本人の成長につながるでしょう。
しかし、明らかに自分の限界を超えた速いペースについていこうとすると、今度は自分の限界を超えます。
本来の自分のペースを崩したとき、自分も崩れます。
バランスが崩れ、息切れを引き起こしたり体力を使い果たしたりして、途中で棄権する結果につながります。
ストレス管理では、自分の限界を知り、きちんと限界を守ることが大切です。
できると思っていることでも、自分の限界を超えたペースでは、実現が難しい。
世の中には多くの競争があります。
自分を超えたペースについていこうとすると、無理が生じて、途中で棄権する可能性が出てきます。
かっこつけようとする人ほど、無理をして速いペースについていこうとします。
息切れて倒れてしまう。
無理をして頑張ろうとすればするほど、強引な状態になり、余計な摩擦やトラブルを生みます。
競争に熱くなるのはいいですが、自分のペースまで崩すことはありません。
常に自分のペースを守ること。
自分のペースがベストペースです。