「嫌だな」と思っているときには、自分の心で苦しみを感じている状態です。
まだ起こってもいない現実を、自分の頭で妄想を膨らませています。
こういうときに膨らませる妄想は、たいてい、悪い方向です。
「嫌だな」と思うくらいですから、自分にとって都合の悪いように考えます。
この「嫌だな」と感情も思い続ければ、思ったより大きなストレスへと変わります。
肉体的には何も傷はついていませんが、精神的に少しずつ傷をつけている状態です。
傷が浅いうちに、何とか対処できる方法はないのでしょうか。
触ることも見ることもできない感情に対して、よい対処法はないのでしょうか。
私も実践している、よい方法があります。
「開き直り」です。
「開き直り」というのは、今の感情を180度回転させるということです。
悪い方向へと考えていてもいいことはありませんから、思い切って逆をします。
「開き直り」とは、嫌だなと思ったことは、自分から進んでやりに行くということです。
逃げたい出来事を、自分から進んで追いかけていくと言うことです。
その出来事に対して、体当たりすればいいのです。
「水口君、ちょっと頼みたい仕事がある」と言われたとき「嫌だな」と思いそうになります。
そうなれば開き直り、むしろ自分から「今すぐやります」と乗り気になります。
乗り気にならないと「嫌だな」という感情をいつまでも消すことはできないのです。
「よし! 思い切って立ち向かおう!」と開き直れば、マイナスの感情は、プラスの感情へと一瞬で変わります。
180度開き直れば、マイナスの感情が、プラスへと変わります。
どんなに暗い闇の状態でも、180度ひっくり返せば、明るい光になります。