短期的に物事を考える癖を持つ人は、おのずからストレスをためやすい体質となります。
思ったような結果がすぐ得られないという短期的に考えているため、気持ちの変化も不安定になるからです。
短い期間しか視野に入れていないため、いいことがあればすぐ喜び、悪いことがあればすぐいらいらして、気持ちが変化します。
ストレスをためない人は、物事を長期的に考えている人です。
少々うまくいかないことがあっても、長期的に考えていると「まあいいか」と前向きに考えることができます。
たとえば、親に叱られたときを考えてみましょう。
短期的に考えている人は、まずいらいらして、親が嫌いになります。
しかし、人生全体を見据えた長期で考えると、自分の悪いところを早い時期に指摘を受けたことがわかり、感謝に変わります。
長期的に考えると、いらいらがなくなり、感謝へと変わります。
短期で考えていると短気になりますが、長期で考えていると気長になります。
私には、大学受験に失敗をして、浪人をした経験があります。
短期で考えると、失敗になり、落ち込みと絶望を感じます。
しかし、人生全体という長いスパンで考えてみると、自分について考える素晴らしい機会であったことに気づきます。
長期的に考えると、現実のほとんどは素晴らしいことばかりに変わります。