完全を求める人は、必ずストレスがたまります。
完全は終わりがないからです。
終わりがないから、延々と努力することになり、苦労します。
完全を求める必要はありません。
本当の完全は「適当」です。
ストレスの少ない人は「完全」ではなく「適当」を求めようとします。
適当こそが、一番適当であり、完全だと知っているからです。
私は自分の発信したい言葉を、完全には話しきらないようにしています。
完全に話しきってしまうと、読者が考えなくなるからです。
不足している言葉や説明は、文章を読んでいる読者が補完して、実生活の中で体験していただきたいのです。
そのために、あえて完全ではなく、適当な文章を書いています。
完全を求めると、相手のためにならないどころか、自分まで疲れます。
100パーセントを求めようとすると、強いストレスがかかってしまい、満足のいく作品を作ることができなくなります。
私は、いつも「まあ、この辺でいいか」という軽い気持ちと適当さで、文章を書いています。
自分にもストレスが少なくなり、読者にとっても考えてもらえるチャンスを与えることができるため、完全に近くなるのです。
適当にしたほうが、完全になるのです。