大切なことは、失ったときに気づけます。
手に入れている瞬間は、そのありがたみや価値がわかりません。
しかし、失ってしまえば、その瞬間に努力も時間も必要なく、誰でも大切さを理解することができるようになります。
自分の体験を通して、その大切さを肌身に刻んでいくのです。
もし、あなたが失恋によって大切な人を失ってしまったなら、終わったことは仕方ありません。
そのときにだけ感じられる大切さや貴さは、そのときにこそ思う存分味わって、大切なことに気づきましょう。
人の存在というありがたさ、当たり前という幸せ、心の支えが存在しているという幸せ。
今しか味わえないわけではありませんが、今味わえることは今味わっておいたほうがいいのです。
何度でも味わえるということではなく、いつでも味わえるということでもないからです。
失恋の苦しみはそのときに存分に味わい、そのときに初めて気づく大切なことも、同時に学びとっておくことが大切です。
失恋の苦しみは、何度も味わいたくはありません。
だからこそ、今味わえるだけ味わって、大切なことに気づく必要があるのです。