わがままには、2種類あります。
一般的にわがままといえば「自分のためのわがまま」を思い浮かべるでしょう。
自分の願望を叶えるため、周りの迷惑を考えずに振る舞います。
たしかに自分を第一とした振る舞い方をすれば、迷惑になって当然です。
自分を中心に物事を捉え、他人のことに考えが及ばない人は、周りの人から避けられるでしょう。
しかし、わがままなら何でもいけないわけではありません。
相手のためのわがままなら、不快感を避けながら受け入れてもらえるでしょう。
たとえば、誕生日プレゼントを手渡すため、恋人に「会ってほしい」とお願いする。
これは、自分のわがままではなく、相手のためのわがままです。
「自分のためにお願いされている」とわかれば、余裕がなくても、できるだけ対応したくなるでしょう。
これなら「会いたい」というわがままであっても、実際は相手のためであることがわかります。
好意や親切が感じられるため、少し強引な印象はあっても、それほど悪い気はしません。
もしわがままを言いたければ、相手のためになるような理由をつけてください。
表現を工夫すれば、印象も180度変わります。
相手のためになるような言い方をすれば、相手も喜んでくれ、願望を実現しやすくなります。