若いうちに経験しておきたいのは「長いトンネル」です。
長いトンネルの中にいるときは、本当に不安でたまりません。
不安に押しつぶされそうな日々が続くでしょう。
必死にもがいているにもかかわらず、なかなか思うようにいきません。
迷子になっているような感覚に陥ります。
ずっと暗闇が続いていると、なかなか希望が持てなくなってきます。
思い返したくないような出来事も少なくないはずです。
長いトンネルにいると、とてつもない不安が襲ってきます。
永遠に続くような気がして滅入ってしまいます。
いくら進んでも出口の光が見えないと「死ぬまで一生トンネルの中にいるのではないか」と絶望感を覚えるのです。
しかし、どんなに長いトンネルも、必ずいつか抜けるときがやってきます。
出口のないトンネルはないように、人生の長いトンネルも、いつかは出口の光が見え、抜ける日がやってきます。
時間はかかるかもしれませんが、必ずいつか出口があるのです。
ひとたびトンネルから抜け出せば、状況も感じ方も一転します。
明るい世界が広がって、人生のステージが変わったことがわかります。
長いトンネルは過去のものとなり、良い思い出と変わるのです。
長いトンネルと聞くとネガティブに捉える人がいますが、一概に悪いものではありません。
長いトンネルを経験することで、抜け出した後は、価値観が一変します。
何でも幸せや感謝を感じます。
普通のことや当たり前のことでも恵まれていると感じて、感謝の念を覚えるのです。
大変なことがあっても「あのときの長いトンネルに比べれば」と思うことで、粘り強さが養われます。
トンネルが長い分だけ、抜け出した後は大きく飛躍します。
長いトンネルにいる時間は、つらくて苦しいですが、大切にしてください。
つらくて苦しいほど、後から良い思い出となります。
たっぷり苦しさを味わった分だけ、抜け出したときの解放感は最高です。
大切なことは「前進を続けること」です。
なかなか出口が見えなくても、どれだけ暗い闇の中にいても、足を止めることだけはやめないでください。
出口のあるトンネルも、前進をやめたら抜け出せなくなります。
前進をしていれば、必ずいつか抜け出せます。
見えない出口に向かって進んでいれば、いつか出口が見えてきます。
それだけのことです。
1歩でも2歩でもいいので、少しずつ前進していきましょう。
這ってでもいいので、前に進み続けることです。
どんなに長いトンネルも、前進を続けていれば、いつか抜けるときがやってくるのです。