クリエイティブな人にとって、ネタ探しは重要です。
クリエイティブといっても、無からアイデアを生み出すわけではありません。
アイデアを生み出すには、ネタやヒントが必要です。
ネタやヒントを探すため、できるだけいろいろなところを動き回ることが必要です。
では、どういうところでネタ探しをするかというと、特定の場所ではありません。
ネタ探しは、どこか決まった場所でできるものではない。
ありとあらゆる場所でできます。
街を歩いているときは、周囲をきょろきょろ見渡しながらアイデアを探します。
バスや電車に乗っているときも、外の風景や車内広告に目を向けて、ネタを探します。
本を読んでいるときも、映画を見ているときも、音楽を聴いているときも、そこからネタ探しをしています。
たとえ家族と休暇を楽しんでいるときであっても、完全にネタ探しを忘れているわけではありません。
アンテナを張っていて、頭の片隅ではネタ探しのことを考えています。
わざわざ意識しなくとも、無意識に行っていることも多い。
そうして何でもない日常から面白いネタを見つけていくのです。
「そこまでするのか!」と思いますが、クリエイティブな人は、このくらいやっているのが普通です。
ネタ探しが日常的になっているので、本人は特別なことだと思っていません。
クリエイティブな脳とは、ネタ探しが無意識の習慣になっていることをいいます。
大変なことに思えますが、アンテナを張っているだけであれば、さほどエネルギーは消耗しません。
クリエイティブな人にとって、ネタ探しに場所は関係ありません。
すべての場所が仕事場です。
どこにでもネタがあると考えています。
意識したところが仕事場になります。
ネタ探しが無意識に行われるようになれば、あなたはすでに立派なアイデアパーソンです。