海底トンネルをご存じですか。
海底トンネルとは、陸地をつなぐために、海の底を掘り抜いて作られた、交通用トンネルです。
海の下ですから、太陽の光は、まったく当たりません。
これという風景はなく、現在地もわかりません。
暗くて、平凡な道が続き、これという面白さもありません。
しばらく進んでいると、出口が見えてきます。
地表に出ると、海を越えた遠いところまで来ていることに、驚くのです。
人生では、どん底に落ちている時期があります。
貧乏であろうと、孤独であろうと、真っ暗な時期はあります。
どん底に落ちているのではありません。
海底トンネルを進んでいるのです。
太陽の光は当たらず、暗い道のりです。
これという風景の変化もありません。
とにかく前に進むのです。
進まないと、光も見えてきません。
暗くて平凡な道のりですが、諦めずに進んでいれば、必ず出口の光が見えてきます。
海底トンネルがそうであるように、人生のどん底も上がったときに、遠いところまで移動できていると気づきます。
落ち込んでいる時期には、大きな意味があります。
たとえ真っ暗であろうと、出口があることを信じて、進み続けることが大切なのです。