自分の人生は、幸せなほうだと思いますか。
少し考えてみましょう。
さて、今、どのような比べ方をしましたか。
おそらく、世間一般を基準にして確かめようとしたのではないでしょうか。
自分の状態は、世間の平均と比べて恵まれているほうであるか、考えようとしていたはずです。
ほかの人より恵まれていれば、幸せを感じます。
ほかの人より恵まれていなければ、不幸を感じます。
多くの人が考えやすい方法なのですが、これが罠です。
幸せになれない原因です。
たしかに幸せを感じられる面もありますが、一時的です。
世の中、上には上がいるからです。
自分よりお金持ちはいますし、自分より若い人もいますし、自分より外見のいい人もいるでしょう。
人が感じる不幸は、比較から発生します。
比較の世界にいると、いつも周りの様子が気になり、落ち着かず、不安で、安心できません。
上には上がいますから、比べているかぎり、必ず不満を感じることになります。
比較では、真の幸せを感じられないのです。
本来、幸せとは、比べるものではありません。
自分が、どう思うかです。
今この瞬間、自分の心が満足しているかどうかです。
自分が主人公である人生は、自分がどう思うかが、一番大切です。
自分が「楽しい」「面白い」「好きだ」と思えば、すべて正解です。
比較がないため、不幸を感じることもありません。
自分が「いいなあ」と思えば、幸せです。
世の中には、幸せがたくさん存在していることに気づくでしょう。
生きるのが楽しくなります。
自分の素直な気持ちを基準にしたとき、真の幸せが得られるのです。