キャラ作りをしないことです。
世の中には、キャラクターを作って生きている人がいます。
もともと根暗キャラなのに根明キャラを演じたり、もともと真面目キャラなのにおふざけキャラを演じたりです。
多くの人から人気と注目を集めたいので、自分を偽ってまでキャラクターを作る人がいます。
ぶりっこキャラ、かわいいキャラ、天然キャラ、不思議キャラ、兄貴キャラ、妹キャラ。
もともとそういうキャラクターであればいいのですが、そうでないなら要注意です。
キャラ作りは、表向きはうまくいっても、心の中では必ず摩擦が生じます。
作ったキャラクターで友人を作ると、自分に合っていない人間関係が形成されます。
周りは「そういう人」だと解釈して、それらしく接してきますが、そのたびに「なんだか違うんだよな」と違和感を覚えます。
ちびちびストレスがたまっていき、自分を苦しめることになるのです。
キャラ作りの怖いところは、周りに偽りの自分を見せているだけではありません。
自分で自分に嘘をついていることにもなります。
キャラ作りを続けていると、だんだん本当の自分を見失ってしまいます。
「本当の私はどんな感じなのだろう」と、自分でも素のキャラクターがわからなくなってしまうのです。
最初はいいのですが、作ったキャラクターはそもそも無理があるので、必ずいつか燃え尽きます。
作ったキャラクターは疲れるからです。
作ったキャラクターを続けるのは本当に大変です。
どこかで挫折して本来の自分に戻ったとき、周囲から「そんな人だったの?!」と驚かれ、幻滅され、人が離れ去っていくのです。
芸能界を見てください。
作ったキャラの芸能人は、ことごとく途中で挫折しています。
最初こそ独特のキャラクターで注目されて売れますが、どこかで限界に達します。
「こんなのは自分じゃない! もう嫌だ! 疲れた!」
矛盾に気づいて、心が折れて、素の自分を出すことになるのです。
キャラ作りをしたところで長続きはしません。
しばらくは維持できても、一生続けることは不可能です。
モテるための戦略の1つだとしても、偽りの自分でモテたところで仕方ありません。
キャラ作りは、遅かれ早かれ挫折するのですから、最初からやめておくのが賢明です。
キャラ作りをするくらいなら、最初から自分らしく生きることです。
自分らしいキャラクターは、本当に楽です。
演じる必要がありません。
素のままで生きていけます。
自然体で生きていけるので、ストレスフリーです。
精神衛生上も健全です。
キャラクターを演じるのではありません。
自分らしいキャラクターを貫くのです。
根暗キャラなら、根暗キャラでもいいのです。
「私は私。好きなようになる」が良い。
本来のキャラクターは、どんなものであれ、大切にしていきましょう。
キャラクターだけでなく、ファッションもヘアスタイルも、自分らしいのが一番です。
自分らしいキャラクターで生きることに、最高の幸せがあるのです。