あなたは普段、十分な睡眠を取れているでしょうか。
適切な睡眠時間は、人によって異なります。
「8時間は寝ないとダメ」という人もいれば「6時間で十分」という人もいます。
睡眠にも個人差があります。
自分の睡眠時間が十分かどうかは、自分の感覚で判断していることが多いのではないでしょうか。
「頭がぼうっとするなら睡眠が足りない」「頭がすっきりしているなら睡眠が足りている」といった具合です。
もちろん頭のすっきり具合も目安になりますが、ほかにも大切にしたい目安があります。
それは「目の下」です。
鏡を見てください。
目の下のくまができていませんか。
目の下にくまができているなら、残念ですが、睡眠不足になっている可能性が高いといえます。
体の中でも、目の下は最も皮膚が薄い部分の1つです。
厚さは、およそ0.6ミリしかありません。
とても薄いため、目の下の毛細血管が常に透けて見えている状態です。
睡眠不足になると、目の周りの血行が悪くなり、血液中の酸素が欠乏します。
すると、赤血球中に含まれるヘモグロビンが赤黒い色になり、目の下が黒ずんで見えるようになるのです。
「まったく眠くない」
「自分は睡眠時間が短くても平気」
そう思っても実際はわかりません。
意外と感覚は曖昧なところがあり、自覚がないだけかもしれません。
頭のすっきり具合は、感覚による判断のため曖昧なところがありますが、目の下は違います。
目の下のくまは、肉眼で見えるため、気分や感情に左右されることなく、判断しやすい特徴があります。
「自分は睡眠が足りている」と思っていても、目の下にくまができているなら、疑う必要があるでしょう。
自分では「眠くない」と思っていても自覚がないだけで、実際のところ体は睡眠を欲している可能性があります。
たっぷり睡眠を取れば、自然とくまがなくなります
今すぐ十分な睡眠を心がけましょう。
睡眠は、元気の源・美肌の源・健康の源です。
十分に睡眠を取らないと、よい仕事もできません。
食事を取らなければ人は死んでしまいますが、睡眠もまた取らなければ人は死んでしまいます。
目の下にくまは、疲れた印象や老けた印象を与えてしまい、美容にも悪影響があります。
目の下のくまは、睡眠不足を警告するサインです。
サッカーでは審判による「イエローカード」「レッドカード」がありますが、睡眠には目の下による「ブラックカード」があります。
鏡を見て目の下にくまがあるなら、もっとしっかり睡眠を取りましょう。
目の下のくまは、嘘をつかないのです。