悩み事があるとき、1人で抱え込むのはよくありません。
いくら考えても答えが出ないことはあります。
1人の知識や知恵には限界があります。
限られた視野のため、考えが偏ったり見落としが生まれたりします。
思い込みがあっても、自分だけでは主観的になってしまい、気づこうにも気づけないことがあります。
そんなときは、いったん立ち止まり、人に意見を聞いてみましょう。
「人に意見を聞く」ということは「客観的な意見を知ることができる」ということです。
人に意見を求めることで、その人の知恵を拝借できます。
もちろん人の意見とはいえ、うのみにするのではなく、あくまで参考にするのがルールです。
「今こんなことで悩んでいるんだけど、どう思う?」
相手からの意見を聞くと「そうか、なるほど!」と思えるでしょう。
思いもよらない意見を聞くことで、アイデアがひらめいたり突破口を見いだせたりできる可能性があります。
はっと自分の思い込みに気づき、冷静になれるのです。
相手の意見を聞いた結果、自分と同じ考えであってもいいのです。
「やっぱりそうだよね」となり、自分の考えに自信が持てます。
平凡な意見だとしても、人の意見を聞くことは無駄にはなりません。
平凡な意見も1つの意見です。
人に意見と聞くときは、脳を落ち着かせる作用があるため、狭くなっていた視野が広がります。
いったん興奮していた脳を落ち着かせる作用があります。
冷静になることができ、客観的に考えることができるようになります。
「自分の問題だから自分で考える」という人もいるでしょう。
自己解決に取り組む姿勢は立派ですが、その姿勢があしかせになることも忘れてはなりません。
人に聞くのをためらっていると、主観の呪縛にとらわれたままとなり、なかなか冷静になれません。
自分の殻に閉じこもるのではな「聞く耳」を持つことも大切です。
何日・何週間と悩んでいることも、人に意見を聞いてみると、あっさり解決することは少なくありません。
意地を張るのをやめ、素直になることで、打開策を見いだすチャンスが得られます。
「行き詰まったときは、人に意見を聞いてみる」という習慣があれば、常に冷静でいられるのです。