冷静な人になるために注意したいことがあります。
「冷静な人の悪口を言わない」ということです。
冷静な様子は、見方を変えると、そっけなくて無愛想に見えることがあります。
妙に落ち着いている様子が、気取ったポーズとして映ることもあるでしょう。
そのことが気に入らず、冷静な人の悪口を言う人がいます。
「いつも無愛想で感じが悪い」
「妙に落ち着いていて気に入らない」
「いつも大人ぶっているのが不愉快」
こんなセリフに心があればイエローカードです。
冷静な人の悪口を言っていると、いざ自分が冷静な人を目指そうとしたとき、大きな壁となります。
否定していた人物像になりたがるのは矛盾しています。
今までさんざん冷静な人の悪口を言っていた分だけ、いざ自分が冷静な人になるとすると、矛盾による抵抗が生じます。
冷静な人の悪口を言えば言うほど心理的な壁が立ちはだかり、冷静な人になるのが難しくなるのです。
冷静な人を目指すなら、冷静な人を尊敬して、褒めたり認めたりする発言を心がけましょう。
「いつも○○さん落ち着いていてすてきだね」
「○○さんはいつも冷静でかっこいい」
「冷静沈着な人は大人っぽくて魅力的だね」
冷静であることを高く評価すれば、いざ自分が冷静な人になろうとするとき、スムーズに取り組めます。
発言と行動が一致するため、冷静な人を目指しやすくなるのです。
人にかける言葉は、自分に跳ね返ってくると考えてください。
ポジティブな言葉もネガティブな言葉も、人にかけた言葉は自分に跳ね返ってきます。
普段から冷静な人を尊敬して、褒めたり認めたりする発言を心がけましょう。
憧れていることには、自分もそうなれる可能性を秘めています。
なりたいと発言していると、いつか自分もそうなれるのです。