常に冷静でいるためには「早寝早起き」を心がけましょう。
冷静と早寝早起きには、密接な関係があります。
もともと夜は、冷静になりにくい時間帯です。
夜は「悪魔の時間」と呼ばれています。
暗い環境の中にいると、興奮しやすくなったり妙にテンションが上がったりします。
お酒を1滴も飲んでいないのに、感覚がふわふわして、思考も不安定になります。
「夜に書いたラブレターを朝になって読み返すと赤面する」というのは有名な話です。
夜は、理性や自制心が低下して思考力が不安定になるため、自分らしくない行動を起こしやすい。
また夜は、1日の後半ということもあり、疲れやストレスもたまりがちです。
疲れやストレスがたまっていればいるほど、思考力も集中力も低下します。
こうした悪条件から、夜は冷静を欠いた行動に出てしまうことが多くなるのです。
常に冷静でいるためには、頭がさえる時間帯を大切にしましょう。
頭がさえるのは、明るい時間帯です。
夜は「天使の時間」と呼ばれています。
朝や昼など太陽が昇っている明るい時間帯は、日光が地上にたっぷり降り注いでいて、光の世界が広がっています。
日光には思考を明瞭にする働きがあります。
朝日を浴びていると脳のパフォーマンスが活性化され、頭の働きがよくなります。
明るい光は、心理面にも明るい影響があります。
自然と明るい気持ちが広がり、やる気や元気も出てきます。
明るい時間帯であれば、日光の力によって冷静な思考を実現できます。
常に冷静でいるためには、1日のスタートをなるべく早朝の時間帯に設定することです。
できるだけ太陽の沈んでいる暗い時間帯は避け、できるだけ太陽が出ている明るい時間帯に長く接するにはどうすればいいか。
おのずと行き着く答えは「早寝早起き」です。
できるだけ活動の中心を前倒しにすると、おのずと日光との接触時間が長くなります。
常に冷静でいるためには、日頃から早寝早起きを心がけましょう。
仕事の残業で寝るのが遅くなることもあるでしょうが、できるだけ早い就寝を心がけましょう。
夜中心の生活リズムになっているなら、昼中心にすることをおすすめします。
日光を味方につけることが、冷静の鍵です。
冷静だから早寝早起きをするのではありません。
早寝早起きだから冷静でいられるのです。