常に冷静でいるための最初の一歩は「意識」です。
「常に冷静でいよう」と明確に意識してください。
さらっと意識するのではなく、強く明確に意識することが大切です。
意識するだけでは何も変わらないように思えますが、意義はあります。
意識しないと注意できません。
意識するから注意できます。
意識することで「感情のブレーキ」が強化され、心の安定性が高まります。
強く意識すればするほど、ますます安定性が高まります。
日頃から意識していれば、感情的になることがあったときに注意できるでしょう。
「感情的になってはいけない。ここはきちんと落ち着こう!」
自分に言い聞かせることができ、感情の抑止が働きます。
もちろん意識していても感情的になることはありますが、一定の効果があるのは間違いなく、意識することは無駄になりません。
常に冷静でいることを意識しましょう。
「私は常に冷静を心がける」と。
しっかり意識すればするほど、注意喚起が高まります。
脳の前頭葉が刺激され、感情を抑える力がアップします。
きちんと声に出して言うと、さらに効果が高まります。
宣言をするような感覚が生まれ、冷静を徹底する決意が固まるでしょう。
うっかり感情的になってもペナルティーはありません。
「ちょっと油断していたね。今後はもっと意識してしっかり注意しよう」と思えば十分です。
冷静でいることは大人になることです。
子どもはすぐ感情的になりますが、大人になればなるほど感情のコントロールが向上して、冷静を保てるようになります。
日頃から「常に冷静」を意識することで、前頭葉の発達が早くなるのです。