執筆者:水口貴博

集団面接の30のマナー

16

話そうとした内容を、先に言われたときの対処。

話そうとした内容を、先に言われたときの対処。 | 集団面接の30のマナー

集団面接では、採用担当者からの質問に、それぞれの応募者が答える場面があります。

このとき、自分が答えようとしていた内容を、別の人が先に発言することがあります。

つまり「話したい内容が重なる」という状態です。

自分も同じ内容を話すのは、前の人の考えを真似しているようで、新鮮味がありません。

面接官の印象にも残りにくく感じるでしょう。

どうすればいいのでしょうか。

もちろん回答が、ほかの応募者とかぶるのは問題ありません。

人間ですから、同じ意見を抱くこともあるでしょう。

同じ意見なら、同じ意見であることを正直に言えばいいのです。

ただし「同じ意見です」という一言で終わらせるのは、よくありません。

同じ意見では「主体性がない」と判断され、減点になるでしょう。

大切なのは、きちんと自分の言葉で発言できているかどうかです。

前の人が話した内容に、自分らしい考えを追加したり変更したりなど、アレンジすることが大切です。

「○○さんと同じ意見なのですが、私の場合は~」という言い方を心がけ、自分の考えを加えて表現しましょう。

趣旨は同じでも、自分の考えを盛り込めば、自然と独創性のある回答ができるはずです。

自分らしい考え方や具体例などをしっかり出して、自分らしい回答を心がけましょう。

集団面接のマナー(16)
  • 言おうとしていた内容を先に言われたときは、アレンジして答える。
余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。

集団面接の30のマナー

  1. なぜ、集団面接が行われるのか。
  2. 自分の出番は実質10分。
    あなたは10分で、自分をうまく表現できるか。
  3. 集団面接では、少し早めの到着を心がけたい。
  4. 集団面接は、競走ではない。
    大切なのは、ライバル意識より仲間意識。
  5. ほかの応募者を無視するのは、よくない。
  6. ほかの応募者から話しかけられても、気を緩めない。
  7. 集団面接は、強気で挑むことが大切。
  8. 周りのマナー違反に、流されるな。
  9. 席順に、有利・不利は関係するか。
  10. ほかの応募者は、手本であり、反面教師。
  11. 「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なる。
  12. 意地の張り合いをしても、自分を見失うだけ。
  13. 他人が発表しているときは、話を聞かなくていいのか。
  14. 質問に長々と答える人がいる。
    自分も長々と答えたほうがいいのか。
  15. 面接官が複数人の場合、誰に向かって話せばいいのか。
  16. 話そうとした内容を、先に言われたときの対処。
  17. 余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。
  18. 秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。
  19. 自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はない。
  20. 「人は人。
    自分は自分」と割り切ることが大切。
  21. 挙手を求められたときにするべきことは1つ。
    真っ先に手を挙げること。
  22. 私たちに足りないのは、聞く練習。
  23. 他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つ。
  24. ほかの人の発言中は、勝手な発言をしない。
  25. 面接官や応募者を、凝視しない。
  26. 他人の意見の否定をしても、自分の印象が下がるだけ。
  27. 自分だけ質問回数が少ないのは、見込みがないからなのか。
  28. いつも集団面接で落とされるなら、基本に問題があると思っていい。
  29. 大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。
  30. まれにある、抜き打ちの集団面接。

同じカテゴリーの作品

1:57

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION