集団面接では、問われた質問に、長々と答える人がいます。
3分や5分くらい時間をかけて話す人です。
時間をかけて話す人がいると「自分も同じくらい話さなければいけないのか」と、焦ってくるでしょう。
やはりたくさん話している分だけ、たくさんの情報が伝えられます。
意欲や熱意もアピールできそうな気がするでしょう。
しかし、面接の返事は、長さを競うものではありません。
質問に対する回答で大切なのは、長さより、中身です。
いくら長々と話しても、中身が伴っていなければ、アピールが弱くなるでしょう。
また、長々と話すことは、一般的に嫌われる傾向があります。
人の集中力は、それほど長く続くわけではありません。
話が長くなればなるほど、要点がわかりにくくなるため、印象にも残りにくくなります。
たくさん話したところで「うんざり」という印象しか残らない場合もあり得るのです。
質問に長々と答える人がいても、流されないことです。
長すぎず短すぎず、適度な時間を心がけることが大切です。
1つの質問に答える時間の目安は、30秒から1分です。
長くても、1分30秒以下に抑えたいところです。
適度な長さで、簡潔にわかりやすく返事をしましょう。