集団面接で難しいのは、集中力の維持です。
人の集中力は、それほど長く維持できるわけではありません。
個人差はありますが、高い集中力を発揮できるのは、せいぜい最初の10分です。
10分を過ぎれば、だんだん集中力が低下していくでしょう。
しかも集団面接では、話す時間より聞く時間のほうが長いです。
他人の話を聞いているうちに、眠くなることもあり得るのです。
こうした状況を防ぐためにも、やはり練習が必要です。
集団面接の練習は、どこですればいいのか。
そこで活用できるのが、大学の授業です。
大学の授業は一般的に、1コマ90分です。
大学の授業を、集団面接の状況と仮定して、活用してみましょう。
実際の集団面接と同じではありませんが、状況としては似ています。
一番前の席に座り、およそ90分間、教授の話に耳を傾けます。
授業を受けているときは、背筋を伸ばし、きれいな姿勢を維持します。
教授の話を聞きながら「なるほど」と思ったときには、うなずきます。
わからないことがあれば、勇気を出して、教授に質問です。
特におすすめなのは、昼食を終えた直後の講義です。
眠くなりやすい講義は、集団面接の練習としてうってつけです。
睡魔に打ち勝ちながら、講師の話に集中するのです。
「これは集団面接の練習だ」と思えば、集団面接の練習ができると同時に、講義にも身が入るでしょう。
大学の授業を、集団面接の練習の場として活用してください。
この90分を乗り越えられるなら、集団面接も乗り越えられるはずです。