気晴らし・暇つぶしに「編み物」はいかがでしょうか。
編み物には「手編み」と「機械編み」の2つがあります。
機械編みも悪くありませんが、たっぷり手を動かしてアナログを味わいたいなら、手編みがおすすめです。
毛糸を使って編んでいきます。
地味で地道な作業で、手間がかかって大変ですが、意外と病みつきになる楽しさがあります。
「手は第2の脳」といわれています。
編み物は手を細かくたくさん動かすため、脳の運動領域を刺激して活性化につながります。
編み物は集中を必要とするので、集中力や忍耐力がつきます。
また頭の中で形をイメージしながら作るので、想像力も鍛えられます。
手編みで作れるものは、簡単な小物から本格的なウェアまで幅広くあります。
ちょっとしたものなら、手袋、マフラー、バッグ、ポーチ、小物入れなどがおすすめです。
小さなサイズのものなら、さほど時間もかからず編めてしまうでしょう。
ちょっと大きめにチャレンジするなら、帽子、ベスト、セーター、カーディガン、チュニックなどがあります。
間違えたところは、ほどいてやり直せばいい。
もちろんそのままにしておくのも悪くありません。
不自然なところはオリジナル感に変わり、それはそれで味となります。
手編みの衣類は、まさにハンドメイドです。
柄やデザインのある手編みも素晴らしい。
ちょっとしたものなら、買うより手編みで作ったほうが、安上がりでリフレッシュになるでしょう。
手編みをすると、不思議と心が落ち着くでしょう。
いらいらして神経が高ぶっていても、手編みを始めると瞬く間に落ち着きが戻ります。
なぜ手編みをすると、心が落ち着くのでしょうか。
これは「セロトニン」という物質が関係しています。
手編みをすると、脳内でセロトニンという神経伝達物質の分泌が盛んになります。
セロトニンは精神の安定や落ち着きに関係している物質のため、手編みをすればするほど心が安らぐのです。
編み物は、成果がリアルタイムで確認できます。
編めば編むほど形になっていくので、面白くて楽しくてモチベーションも続きやすい。
少しずつ出来上がっていくので達成感があって、ストレスも解消されていきます。
「やればできる」という感覚が生まれて自己肯定感も高まります。
手編みをしていると、心や体の疲れも取れていくでしょう。
編み物に集中していると、1時間もあっと言う間に感じるに違いありません。
ひととおり手編みを楽しんだ後は、脳がすっきりしてクリアになっているはずです。
手編みには「ぬくもり」があります。
自分が手間暇かけて作ったものなら、愛着や思い入れがあるので大事に使うようになるでしょう。
さあ、手編みを楽しんで、穏やかで豊かな時間を送りましょう。
出来上がったものは、世界で唯一のハンドメイド作品です。
あなたの生活に彩りをもたらしてくれるのです。