お歳暮やプレゼントなど、年間の行事には贈り物をする機会が何度かあります。
お歳暮に限ったことではなく、父の日、母の日、誕生日、暑中見舞いなど、数を数えれば結構あります。
こうしたときの贈り物を選ぶ際には、毎回迷ってしまい、最後には「どちらにしようかな」と一番時間を費やしてしまうのです。
ある程度までは贈り物の見当をつけることはできるのですが、最後の最後で2つまで絞られ、どちらにしようかと迷うものです。
そんなときには「値段の高いほう」にすることがポイントです。
あるいは「価値の高いほう」にしておいたほうがいいのです。
値段はたった数百円、数千円の違いですが、この「ちょっと出しすぎたかな」という精神的な余裕は相手にはきちんと伝わります。
金額的には小さな違いでも、受け取るほうには差が大きく感じられるのです。
たとえば私はお歳暮や暑中見舞いなどの贈り物を贈るときには、ちょっと大きめの物を贈るようにしています。
そうすると相手の人にとって「これほど!」というちょっとした心理的好感を与えることができます。
また多すぎればお隣さんにおすそ分けができ、コミュニケーションの機会を作り出すこともできます。
相手にとってちょうどいい量も悪くはありませんが、相手にとってちょっと多いなと思う量もいい影響を与えるのです。
むしろあまりに値段の安い物を贈ってしまい、相手からけちられたと思われるほうが損失は大きいのです。
ちょっと値段をけちったばかりに印象がよくなるどころか、悪くなってしまうことがあるのです。
「けち」と思われたらせっかくの贈り物も台無しです。
贈り物で迷ったら「高いほう」を選んでおけば、まず間違いはないのです。