お金は道具にすぎません。
自分のほしい物や願いを叶えてくれるための道具にすぎないのです。
自分の欲求が先にあり、その欲求を満たすためにそれ相応のお金が必要なのです。
ですが世の中には、その道具であるお金そのものに人生すべてをかけてしまっている人がいます。
何か果たしたい夢があるのではなく、ただお金をより多く手にすることが生きる目的であり、人生をかけてしまっているのです。
生きる目的が、お金を稼ぐことになってしまっている人のことです。
やりたいことがあるのではなく、ただ「お金が欲しい。もっと給料が上がればいいのに」と愚痴をこぼしている人は要注意です。
だいたいこういう人は本当に年収がアップしても「もう少しお金があればいいのに」と欲張り始めます。
願いそのものが、お金を手に入れることになるため、終わりがないのです。
その願いは本当に大きなお金がないと実現できないのかと言えば、実際はそうでもありません。
少ないお金でも案外あっさり実現できるのです。
「お金があれば旅行できるのに」
「お金があればもっとおしゃれができるのに」
「お金があればもっといい部屋に住めるのに」
「お金があればもっと親孝行できるのに」
こんな願いは、大きなお金が必要とは限らず、少ないお金でも実現は可能なのです。
今は格安の旅行や安い服、安い家賃がありますし、親孝行が必ずしもお金をかけないとできないのかというとそうでもないのです。
結局その人は「ただお金を手に入れること」のみが目的になり、その願いを叶えるための具体的な行動をしていないのです。
探せば大きなお金を使わずして実現できる方法がいくらでもあります。
お金があれば、たしかに何でも叶えられます。
だからとはいえお金ばかりを追いかける人生では、味気ないのです。