私は本を買うときに、どれも安いなと感じます。
本が出来上がるまでにかかった時間や費用、努力や経験に比べれば、どれも安すぎです。
たった1冊の本を書くためには、作者がたくさんの本を読んで勉強し経験が詰め込まれているわけです。
私も自分が本を書いているだけにわかるのですが、1冊の本ができるまでには膨大な時間と費用がかかっています。
単に書いているだけの時間だけでなく、経験している時間や勉強した時間を合わせて考えてみましょう。
長い時間がかかっていることに気づきます。
作者が涙を流すような、つらい経験で得た知恵が詰め込まれているのです。
あなたが経験するであろうつらい出来事を作者が先に経験をして、惜しみなく教えてくれているのです。
自分がこれからつまずくような失敗を、本を読むことで未然に避けることができ、賢く生きることができるようになります。
本を読めば読むほど、人生を先取りできます。
本を読んでいる人が賢いのは、たくさんの人たちの人生を知ることができ、多く知識や知恵に触れることができているからです。
私は、本はどれも宝物だと思っています。
その人が、今までに経験したことが原料にされていますから、その人の分身のように思えてならないのです。
その見えない原価に気づいて、感謝をすることが大切です。
ただ本に値段が付けられているのではありません。
1冊ができるまでには目に見えない原価がたくさんかかっていることに気づけば、本はどれも安く、買わなきゃ損なのです。