贈り物をするときには、大きなものから小さなものまでさまざまです。
小さいものならシャープペンシル1本から、大きいものなら車、家、土地まであります。
贈り物といえば、大きいほうが何だか得をしているような気がします。
クッキーの贈り物でも、8個入りより12個入りのほうが、たくさん入っているから大きめのものを選んでしまいます。
しかし、ちょっと待ってください。
その選び方は、本当に相手が喜ぶ選び方ではありません。
プレゼントの本当の意味は、気持ちを贈ることです。
気持ちのこもっていない贈り物は、中身のない箱を贈っているも同然です。
見た目は大きくても、中は空っぽなのです。
本当に大切なことは、贈るものの大きさではなく、贈る気持ちの大きさなのです。
今まであなたはプレゼントといえば「どんなものを贈るか」に気を使っていたことでしょう。
しかし、これからは「どれだけ大きな気持ちを贈ることができるか」に気を使いましょう。
あなたも受ける側になってみればわかりますが、本当に嬉しい贈り物は、物ではなく気持ちなのです。
大きな家具を贈られても、必ずしも相手が喜ぶとは限りません。
たしかに大きくて実用的なものですが、物の大小ではありません。
気持ちがこもっていないうえに、場所をとられる大きな贈り物は、むしろ相手にとって迷惑になるかもしれません。
物の大小を中心に選んでしまうと、往々にして空回りしてしまいます。
一方、心のこもった手紙は、必ず相手が喜ぶ贈り物になります。
手紙は高価な物ではなく、小さなものです。
はがき1枚なら、100円もしない。
しかし、気持ちがしっかりこもっていれば、大きな家具より嬉しい贈り物になるのです。