私は24歳のときに、レーシックという近視手術を受けたことがあります。
近視を治すための、目の手術です。
以前は両目0.1という視力でしたが、視力が悪いせいで仕事に支障が出たり、疲れやすかったりと悩みを抱えていました。
そこで、思い切って受けることにしたのです。
手術のおかげで、結果、両目1.5になりました。
術後の世界は別世界であり、帰りの電車からの風景に強く感動したものです。
すべてがはっきり見え、窓の外の風景は、こんなに美しかったのかとずっと眺めていました。
この話を友人にすると、興味を持っている人が多く、いろいろ話を聞かれることがよくあります。
私の男友達の1人に、特に興味を持っている人がいました。
「話には聞いたことがあるけど、どうなの?」と、かなり聞かれたことがあります。
「いくらかかった?」
「怖かった?」
「どのくらい痛いの?」
「どのくらいの時間で終わるの?」
「視力は元に戻らないの?」
受けようかどうしようか迷っている人には、身近にすでに受けている人がいたので、話を聞きたくて仕方なかったのでしょう。
1時間くらい質問の嵐に遭い、警察から尋問を受けているような気分になるほどでした。
さすがに1時間ともなれば、話に疲れていました。
その数カ月後のことです。
その友人は、再び私の前に現れ、なんと本当にレーシックを受けたと言います。
もともと0.1もなかった両目の視力が1.0以上になり、世界が変わったといいます。
術後、私にこう言いました。
「水口さんの話が一番参考になったよ。水口さんがいなかったら、絶対に怖くて一生受けていなかっただろうね。ありがとう」
そう、言ってくれたのです。
私は、体験談を話してよかったなと思いました。
自分が話した体験談が、他人の人生を変え、人生をプレゼントできたからです。
体験をしたいけれど、怖くてできないことは多くあるものです。
テスト、手術、失敗、失恋、失業。
すでに自分が経験済みなら、その体験談は他人の人生を変えるほどの力を持つプレゼントです。
私はお客さまから「HAPPY LIFESTYLEで人生が変わりました」というお便りをいただくことがあります。
HAPPY LIFESTYLEでは、私の体験談をよく例として出しています。
体験談が、誰かの役に立ってもらえればいいなという願いからです。
誰かの勇気や励ましになっているとわかると、私も嬉しくなります。
体験談を話してよかったなと思うと、さらに私は行動的になります。
さらにネタを増やして、たくさん体験談を話していきたいと思うからです。