人生とは、心をきれいにするための一人旅です。
私たちは、まずたった1人でこの世に誕生してきました。
何が目的でこの世に誕生したかというと、人という存在として心をきれいに磨くために、生まれてきたのです。
優しさや愛、情熱や感動に気づくために、あらためてこの世に命を授かったのです。
この世は、そのものが心をきれいにするための大きな磨き石になっているようなものです。
大変でつらいことばかりの人生です。
何もしなければ食べてはいけず、死んでしまいます。
この世で生きていくために、汗を流して働いて仕事をします。
1人で生きるには寂しいから、友人を作ります。
愛する人がいないと愛が感じられないから、愛する人と結婚します。
こうして私たちは、生きるためにせっせと「動く」のです。
しかし、動けば動くほど、つらいことも出てきます。
友人と仲良くなるばかりではなく、時には喧嘩もしてしまいます。
結婚すればしたで、一緒に生活するために2人で協力(あるいは家族ぐるみで協力)しなければなりません。
子どもが生まれれば、今度は子育てです。
ハードルを乗り越えれば、次のハードルがあり、そのハードルを越えればさらにまたハードルが待ち構えています。
いつまで経ってもハードルが次から次へと出てきて、この世で楽になれることなんてないようです。
この世こそ、地獄ではないかと思えるほどです。
しかし、考え方を変えましょう。
つらいことがあるのは、あなたの心をきれいに磨くために存在するのです。
仕事でつらいことがあったりするのは、仕事を通して自分を磨くためです。
人間関係で揉めてしまうのは、人を通して、人とのやりとりを勉強するためです。
恋人と喧嘩をしてしまうのは、愛について考えるためです。
子育てで苦労することがあっても、子どもを通して愛を学ぶためです。
何かトラブルがあるのは、その大切さに気づいてもらうために存在しているのです。