人間は、今まで経験したことのないことには、直感も鋭く働いてくれません。
なにせ経験したことのないことは、過去にも記憶がないということで直感も出番がないわけです。
せいぜい似ている経験から直感が生まれるということはあっても、実際に経験したときに比べれば劣るものです。
さらなる直感力を磨くために、未体験ゾーンをあえて選んでいくことです。
直感が一番喜ぶ経験は、体験以外にほかなりません。
一番具体的であり、応用しやすく、鋭く記憶にも残ります。
また挑戦や初体験というのは、脳に新鮮な刺激を与え、活性化がされていく作用もあります。
私もこうした理由から、日頃から今まで経験したことのないことをあえて選ぶことを習慣にしています。
自動販売機で選ぶ飲み物は、今まで飲んだことのない飲み物を選びます。
レストランへ行ってメニューから食事を選ぶときも、できるかぎり今まで口にしたことのないようなものを選びます。
「珍料理」という文字が視界に入れば、迷わずそれで決まりです。
初体験は、初めてということもあり不安があります。
しかし、その半面に、今まで経験したことのない新しい体験ができると思えば、不思議とわくわくもしてくるのです。
初恋をしたときのどきどき、社会人になったときのわくわく、初めて経験する不安などの感覚を抱き続けたいのです。