直感人は、中途半端な物を嫌います。
中途半端とは、好きでも嫌いでもなく、曖昧であるということです。
直感を大切にしている人は、好きか嫌いかがはっきりわかれます。
必ず一番を意識して、そこから考えます。
もともと直感を気にせずに適当な感性で生活している人は、物を買うときも中途半端な物を買ってしまいがちです。
たとえば服を買うときに至っては、違いがはっきり表れます。
直感的な人は、自分がいいなと思う一番の物を真っ先に手に取ります。
値段やサイズを考えるのは後回しといった感じで、自分がいいなと思う素直な気持ちに正直に従います。
それに対して直感的でない人は、値段や使う場面、サイズなどを考えすぎて、妥協した中途半端な物を買ってしまうのです。
自分の好きだという直感を一番大切にするとき、値段やサイズは後回しにしておくことです。
自分がいいなと言う気持ちや感情に正直になり、直感的に「これ、すごくいい!」という感性に素直に従うことです。
少なくとも買い物は中途半端な物を買うことにはなりません。
お金やサイズ、そのほかのことを一緒に考えてしまうと、頭の中がごちゃごちゃになり、自分の好きだという感性が埋もれます。
いろいろと妥協して買った物は、たいていは「中途半端な物」です。
一番好きというでもなく、最もよいわけでもなく、値段もサイズも見かけも中途半端な物を選んでしまう結果となってしまいます。
そうした中途半端な洋服に限って、普段の生活で着ようと思うこともなかなかありません。
日常生活で着る服は人目につくということもあり、洋服ダンスにある一番いい服を選んでしまいがちになります。
中途半端な気持ちで買った新しい洋服は、新しくても、登場回数が少ないのです。
「こんなことなら少々高くても一番いい物を買っておくんだったな」
後から悔やむことでしょう。
一番いい物はやはりいい物であるだけあって、値段も少々高くつくことでしょう。
しかし、長期で見ると、経済的なのです。