論理的思考を行うには、2つ以上の視点から物事を見ることが大切です。
良い点だけでなく、悪い点も考える。
肉体面だけでなく、精神面も考慮する。
短期的な視点だけでなく、長期的な視点からも考える。
自分の立場ではなく、相手の立場からも考える。
見える部分だけでなく、見えない部分にも注目する。
2つ以上の視点から考察することで、視野が広がって、論理的思考を深掘りしやすくなります。
この複数の視点を考えるうえで、フレームワークの利用が役立ちます。
フレームワークとは、物事の指針を示す、大まかな枠組みのことをいいます。
ある分野について考える際、必要とされる基礎的な視点をまとめた考え方です。
フレームワークは、先人の知恵の1つであり、十分な実績があります。
たとえば、売り手側から見たマーケティング戦略では「マーケティングの4P」というフレームワークが有名です。
このフレームワークを利用すれば、マーケティング戦略を効率よく考えることができます。
マーケティングの4Pは、売り手側から見たフレームワークですが、買い手側から見たフレームワークも存在します。
買い手側の見方としては「マーケティングの4C」というフレームワークが有名です。
消費者が商品・サービスを購入する際、これらの点から構成されているといわれています。
マーケティングの4Cを押さえることで、消費者の視点を重視したマーケティングを考えやすくなります。
市場分析に関しては「3C分析」というフレームワークが有名です。
商品開発で市場を分析する際、このフレームワークを活用すれば、スムーズに仕事が行えるでしょう。
経営戦略としては「SWOT分析」というフレームワークが有名です。
この4つの側面から考えることで、より効率的に経営戦略を考える事ができます。
世の中には、多種多様なフレームワークが存在します。
その場で思いついた視点で考えるのもいいですが、フレームワークの利用も忘れてはなりません。
素晴らしいフレームワークがあるなら、使わないのはもったいない。
取り組もうとしている分野にフレームワークが存在するなら、積極的に取り入れるといいでしょう。
実績のあるフレームワークを活用することで、論理的思考もはかどるでしょう。