執筆者:水口貴博

あがり症対策に役立つ30の基本知識

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あがり症になるメカニズム。

あがり症になるメカニズム。 | あがり症対策に役立つ30の基本知識

あがり症は、どのようなメカニズムでなるのでしょうか。

あがり症のメカニズムを知る前に、まず緊張のメカニズムから整理しましょう。

緊張のメカニズム

もともと緊張には「体の防御反応」という意味があります。

差し迫った状況になったとき、臨戦態勢に体を整えなければいけません。

人は何らかのストレスを受けると「アドレナリン」「ノルアドレナリン」という2種類の物質が分泌されます。

アドレナリンもノルアドレナリンも、恐怖や興奮をもたらす物質の1つ。

アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されると、交感神経が優位になり、体が活発に働くようになります。

交感神経とは、体を活発にさせる作用をする自律神経です。

交感神経が刺激されて優位になると、血圧・心拍数・発汗などが促され、臨戦態勢に整います。

これが、臨戦態勢として心や体が引き締まる状態、つまり緊張です。

あがり症のメカニズム

あがり症の基本的なメカニズムは、緊張と同じです。

ストレスを受けると、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌され、交感神経が優位になる。

体が活発に働くようになり、血圧・心拍数・発汗などが促される流れです。

ただし、あがり症の人には、次の特徴がよく見られます。

こうした事情があると、ちょっとした人目でも、敏感かつ過剰に体が反応します。

「普通の汗が出すぎる」「声や手足が震える」「顔が赤くなる」などです。

結果として、あがり症という状態になるのです。

ただし、あがり症は克服できない症状ではありません。

あがり症の人でも、正しい訓練や治療に取り組んだ結果、人前でもまったく緊張しなくなった事例は数多く存在します。

「自分にはできない」と諦めるのではなく、少しでも克服に向けて取り組みましょう。

あがり症対策に役立つ基本知識(2)
  • あがり症のメカニズムを理解する。
あがり症をチェックしよう。
あがり症によく見られる15の特徴。

あがり症対策に役立つ30の基本知識

  1. あがり症とは何か。
  2. あがり症になるメカニズム。
  3. あがり症をチェックしよう。
    あがり症によく見られる15の特徴。
  4. あがり症を引き起こす5大原因。
  5. あがり症になりやすい7つの性格。
  6. あがり症になりにくい3つの性格。
  7. あがり症は遺伝なのか。
  8. あがり症は病気なのか。
  9. あがり症を治す薬はあるのか。
  10. あがり症の代表的な3種類の治療法。
  11. あがり症の原因は2つある。
    「人前で話す技術の不足」「上手に話す技術の不足」。
  12. 発表のお手本を見つけて、参考にしよう。
  13. 練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。
  14. 「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。
  15. 慣れに才能は必要ない。
    慣れは、すべての人に備わっている能力。
    必要なのは、練習量のみ。
  16. いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。
    自然とあがり症が治る事例の共通点とは。
  17. 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。
  18. 時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。
  19. 緊張して寝られないときの2つの対処法。
  20. 緊張で汗をかきやすい体質についての考え方。
  21. あがり症という短所は、面接でどう説明すればいいのか。
  22. あがり症は、あなたのチャームポイント。
  23. あがり症は、短所ではなく長所。
    素晴らしい可能性が秘められている。
  24. もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄と思わないこと。
    鍛えたことがないからこそ、挑戦する価値がある。
  25. 大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すこと。
    緊張しても、結果を出せればOK。
  26. 発表に失敗したときの人生への悪影響を考えてみる。
  27. 病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
    心療内科で診察を受けてみよう。
  28. あがり症は、大人になっても克服できるのか。
  29. 緊張による下痢は、過敏性腸症候群の可能性を疑う。
  30. 被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

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