執筆者:水口貴博

あがり症対策に役立つ30の基本知識

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あがり症は病気なのか。

あがり症は病気なのか。 | あがり症対策に役立つ30の基本知識

あがり症は病気なのでしょうか。

あがり症とは「人前で極度に緊張しやすい性格であること」をいいます。

まずあがり症という言葉はあくまで俗称であり、医学用語ではありません。

「医学用語でないなら病気でもない」と考えがちですが、そうとも言い切れません。

あがり症の中でも重度のタイプは「社交不安障害(SAD)」である可能性があります。

社交不安障害とは、人と接する場面で極度に強い不安や緊張を感じ、社会生活に支障を来す障害のことをいいます。

たとえば、電話をかけたり人前で話したり目上や初対面の人と話したりする場面を、普通に対応できない状態です。

あがり症の中でも重度のタイプなら、病気である可能性があるため、個人で治療するのは注意が必要です。

「まだ大丈夫」「何とかなるだろう」など油断して、放置するのはよくありません。

重度のあがり症を放置しておくと、さらに別の病気を発症することもあります。

たとえば、ノイローゼ・鬱病・パニック障害です。

重度のあがり症によって本格的な病に発展すればするほど、完治までに時間がかかります。

性格の問題として片付けるのはよくありません。

重度のあがり症なら、きちんと病院で診てもらい、治療してもらうことが大切です。

あがり症に関する相談先は「精神科」「心療内科」が一般的です。

迷ったときは、総合病院の受付で相談すると正しく案内してくれるでしょう。

できるだけ初期段階のうちに受診するほうが、治療も改善も早くなります。

あがり症対策に役立つ基本知識(8)
  • 重度のあがり症は「社交不安障害(SAD)」の可能性を疑う。
あがり症を治す薬はあるのか。

あがり症対策に役立つ30の基本知識

  1. あがり症とは何か。
  2. あがり症になるメカニズム。
  3. あがり症をチェックしよう。
    あがり症によく見られる15の特徴。
  4. あがり症を引き起こす5大原因。
  5. あがり症になりやすい7つの性格。
  6. あがり症になりにくい3つの性格。
  7. あがり症は遺伝なのか。
  8. あがり症は病気なのか。
  9. あがり症を治す薬はあるのか。
  10. あがり症の代表的な3種類の治療法。
  11. あがり症の原因は2つある。
    「人前で話す技術の不足」「上手に話す技術の不足」。
  12. 発表のお手本を見つけて、参考にしよう。
  13. 練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。
  14. 「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。
  15. 慣れに才能は必要ない。
    慣れは、すべての人に備わっている能力。
    必要なのは、練習量のみ。
  16. いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。
    自然とあがり症が治る事例の共通点とは。
  17. 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。
  18. 時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。
  19. 緊張して寝られないときの2つの対処法。
  20. 緊張で汗をかきやすい体質についての考え方。
  21. あがり症という短所は、面接でどう説明すればいいのか。
  22. あがり症は、あなたのチャームポイント。
  23. あがり症は、短所ではなく長所。
    素晴らしい可能性が秘められている。
  24. もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄と思わないこと。
    鍛えたことがないからこそ、挑戦する価値がある。
  25. 大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すこと。
    緊張しても、結果を出せればOK。
  26. 発表に失敗したときの人生への悪影響を考えてみる。
  27. 病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
    心療内科で診察を受けてみよう。
  28. あがり症は、大人になっても克服できるのか。
  29. 緊張による下痢は、過敏性腸症候群の可能性を疑う。
  30. 被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

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