執筆者:水口貴博

あがり症対策に役立つ30の基本知識

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練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。

練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。 | あがり症対策に役立つ30の基本知識

緊張をしない対策といえば、何を思い浮かべるでしょうか。

「深呼吸をする」「メンタルを鍛える」「ポジティブ思考になる」など、さまざまな方法を思い浮かべるのではないでしょうか。

もちろんそうした方法も有効ですが、実はもっと単純でシンプルな方法があります。

自信なのです。

とにかく実力を身につけて、自信をつけてしまえばいい。

「偽りの実力」ではなく「本物の実力」であることが条件です。

自信をつけることは緊張対策にもなります。

緊張は、不安や心配によって生まれる感情です。

では、なぜ不安や心配が生まれるかというと、自信がないからです。

緊張は、自信がつくにつれて小さくなる性質があります。

本来、自信があるなら、緊張は小さくなります。

もちろん完全に緊張をゼロにするのは難しいですが、ゼロに近づけることなら可能です。

たとえば、スピーチやプレゼンの緊張を防ぐには、事前の練習が大切といわれています。

練習量に応じて緊張が小さくなるのは、練習によって自信がつくからです。

練習すればするほど、慣れと習熟によって自信がついて緊張も小さくなります。

スポーツの試合で本当に勝てる自信があるなら、緊張も小さくなります。

試験で必ず合格できる自信があるなら、やはり緊張も小さくなります。

交際相手へのプロポーズも、100パーセントOKをもらえる自信があるなら、緊張は小さくなります。

恐怖・不安・心配もなくなります。

裏を返せば「緊張するのは、まだ自信がついていない証拠」と言えます。

緊張しなくなるくらい十分な自信をつけましょう。

十分な実力を身につけ「絶対うまくいく」と思えるまで、ひたすら練習を重ねる。

練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道です。

あがり症対策に役立つ基本知識(13)
  • 緊張しなくなるくらい自信をつける。
「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。

あがり症対策に役立つ30の基本知識

  1. あがり症とは何か。
  2. あがり症になるメカニズム。
  3. あがり症をチェックしよう。
    あがり症によく見られる15の特徴。
  4. あがり症を引き起こす5大原因。
  5. あがり症になりやすい7つの性格。
  6. あがり症になりにくい3つの性格。
  7. あがり症は遺伝なのか。
  8. あがり症は病気なのか。
  9. あがり症を治す薬はあるのか。
  10. あがり症の代表的な3種類の治療法。
  11. あがり症の原因は2つある。
    「人前で話す技術の不足」「上手に話す技術の不足」。
  12. 発表のお手本を見つけて、参考にしよう。
  13. 練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。
  14. 「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。
  15. 慣れに才能は必要ない。
    慣れは、すべての人に備わっている能力。
    必要なのは、練習量のみ。
  16. いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。
    自然とあがり症が治る事例の共通点とは。
  17. 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。
  18. 時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。
  19. 緊張して寝られないときの2つの対処法。
  20. 緊張で汗をかきやすい体質についての考え方。
  21. あがり症という短所は、面接でどう説明すればいいのか。
  22. あがり症は、あなたのチャームポイント。
  23. あがり症は、短所ではなく長所。
    素晴らしい可能性が秘められている。
  24. もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄と思わないこと。
    鍛えたことがないからこそ、挑戦する価値がある。
  25. 大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すこと。
    緊張しても、結果を出せればOK。
  26. 発表に失敗したときの人生への悪影響を考えてみる。
  27. 病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
    心療内科で診察を受けてみよう。
  28. あがり症は、大人になっても克服できるのか。
  29. 緊張による下痢は、過敏性腸症候群の可能性を疑う。
  30. 被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

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