あがり症の一般的な治療法をご紹介します。
重度のあがり症は「社交不安障害(SAD)」と呼ばれる病気に該当する可能性があります。
病気には、正しい治療が必要です。
もちろん人によって適切な治療法が異なりますが、あがり症の治療法は、以下の3種類が一般的です。
薬物療法は、ほかの療法に比べて、比較的値段が安く済ませられる方法です。
たとえば、不安や心拍数を抑える薬を服用して、緊張による諸症状を和らげます。
ただし、薬だけで症状を完治させるのは難しいため、本人の努力をサポートする位置づけで使われるのが一般的です。
薬物療法だけであがり症の克服や完治は難しいため、ほかの療法と併用されるのが一般的です。
人によって緊張を感じる場面が異なります。
その人が緊張を感じやすい場面を軽い程度から経験して慣れていくことで、苦手意識の克服を目指します。
成功体験を積み重ねることで、トラウマや恐怖心を小さくさせることが可能です。
具体的なプログラムの内容や期間は、症状によって異なります。
あがり症は、誤った思い込みやネガティブ思考によって引き起こされている場合があります。
その誤った考え方を本人に気づかせ、正しい認識を促すことで、あがり症の改善と克服を目指していきます。
前向きな考え方を習得するだけでも、精神状態の安定を促すことが可能です。
ただし、認知療法だけであがり症の克服は難しいため、ほかの療法と併用されるのが一般的です。