やらなければならないことを後回しにしてはいけないことは、大原則です。
またやらなければならないことだけでなく、やりたいことも後回しにする必要はありません。
やりたいことを後回しにしてしまうと、夢がどんどん遠ざかってしまいます。
やりたいことをやっていない人は「ただ生きているだけの人」になります。
ただ生きるために、食べて寝る。
それだけの生活です。
楽しみがあればまだしも、ただ毎日言われたことだけをやるという空っぽの生活になります。
人間がほかの生物と違うところは、2足歩行ができることではありません。
食べることも寝ることも、ほかの動物たちと共通です。
では、何が人間とほかの生物たちとで異なるのか。
「夢を抱き、夢に向かって行動することができる」
これが、人間がほかの生物たちと決定的に違う点です。
私たち人間は、ほかの生物とは違い「意識」「意思」「志」というほかの生物にはない、レベルの高い能力を持っています。
自分でやりたいことを見つけ出し、叶えるために行動し、実現した夢で社会を豊かにする、社会的な生物として生かされています。
人間だけが持つ、特別な能力をすでに手にしているというのに、生かさない手はありません。
先ほども言ったとおり、ただ食べて寝るだけの生活なら、昆虫でもできるのです。
人間には人間にしかできないことがあります。
人間として生まれてきたなら、人間としての役目、役割、使命を果たしていくことが人間らしく生きるということです。
やりたいことをやるということは、つまり夢を叶えていくということです。
何も大それた大きなことである必要はありません。
小さくてささいな「やりたいこと」を少しずつ叶えていけば、10年後20年後には大きなことになっています。
きっとそれは自分のためだけでなく、人のために役立つことでしょう。
人のためになることは、社会のためにもなります。
それが、あなたが生きていることを存在する証しであり、生かされている理由になるのです。
自分の価値は自分で作り出すことです。
人間として生まれてきただけで、与えられるべき能力はすでに与えられています。
足りないのは、行動することだけです。