残り時間が少ない状況があります。
「あと○○まで3年しかない」
「あと○○まで3カ月しかない」
「あと○○まで3週間しかない」
迫り来るリミットに緊張を感じて、あたふた焦ります。
何かをするには、まず時間が必要です。
時間がゼロなら、できることもゼロ。
残り時間は少ないなら、やれることも限られているように思えます。
あまりに残り時間が少ないと「もうダメだ」「どうせ無理だ」と諦めそうになるでしょう。
しかし、残り時間は少なくてもいいのです。
残り時間が少ないからといって悪いこととは限りません。
むしろ喜んでください。
残り時間が少ない状況ほど、素晴らしいシチュエーションはないからです。
「残り時間が少ない=できることも少ない」という考え方がよくありません。
それは先入観です。
誤った思い込みです。
残り時間が少なくても、その気になれば、たくさんのことができます。
大事なのは時間ではありません。
「使い方」と「集中力」です。
残り時間が少ないなら、使い方と集中力で勝負しましょう。
残り時間が少ないことにもメリットがあります。
まず重い腰が上がります。
残り時間が少ないと、やらざるを得ない状況になります。
「のんびりしていられない!」
だらだらした気持ちが吹き飛んで、動き始めることができます。
残り時間が少ないと、気合と集中力を引き出します。
緊張が走って気持ちが引き締まり、すさまじい集中力を発揮できるでしょう。
頭の回転が速くなり、仕事のスピードも速くなります。
残り時間が少なくても、集中力を発揮すれば、いろんなことができます。
普段ならできないことができ、信じられないような底力を発揮できることも少なくありません。
残り時間が少ないと、時間の使い方もうまくなります。
「何とか上手に時間を使えないだろうか」
「どうすれば上手に時間を使えるだろうか」
上手な時間の使い方を意識するようになり、無駄を省いたり効率化を考えたりします。
時間意識が向上して、タイムマネジメントがうまくなります。
知恵を働くことで、時間短縮の素晴らしいアイデアがひらめきます。
こうしたメリットが重なることで、奇跡が起こります。
時間が限られているほうが、たくさんのことができてしまうのです。
矛盾しているようですが、これが現実です。
残り時間は少ない状況に直面したら、喜んでください。
残り時間が少ないのは、ラッキーなことです。
時間とは、実に不可思議な存在です。
短い時間であっても、使い方や集中力によって、たくさんのことができます。
本番までの残り時間でもそうです。
人生の残り時間でもそうです。
残り時間が少ないなら、その時間で何ができるか考えてください。
「あと○○しかない」と「まだ○○もある」と考え直してください。
そうすれば、希望の光が見えてくるでしょう。
残り時間が少ないなんて幻想です。
残り時間は、使い方と集中力によって、いかようにも変わります。
残り時間は少なくてもいい。
むしろ少ないほうがいいのです。
時間が限られているほうが、たくさんのことができるのです。