「どこかに楽しいことはないだろうか」
楽しいことを探していませんか。
楽しいことがあれば、その瞬間ハッピーになれるでしょう。
うきうき明るい気持ちになって、笑顔になれます。
あなたにとって楽しいことは何ですか。
食べること、本を読むこと、映画を見ること、旅行に行くこと、恋をすること。
「楽しい!」と思えることがあるでしょう。
中には勉強が好きで、学ぶことが楽しいという人もいるはずです。
人によって価値観がそれぞれであるように、楽しいことも人それぞれです。
楽しいことに触れていれば、いつも明るく満ち足りた気持ちでいられます。
「どこかに楽しいことはないだろうか」ときょろきょろしながら探しているかもしれません。
しかし、楽しいことを見つける姿勢には、少し厄介な問題もあります。
「いつでもどこでも楽しいことがあるとは限らない」ということです。
楽しいことを探すには、時間も労力もかかります。
探したところで、見つかるとも限りません。
つまり「楽しいことがないと楽しめない」ということになります。
簡単に見つかればいいですが、なかなか見つからないときもあるでしょう。
むしろ忙しい現代社会では、なかなか見つからないときのほうが多いはずです。
いつもご機嫌でいるためには、少し不都合と言えるのです。
いつもご機嫌でいたいなら、身につけたい考え方があります。
楽しいことを見つけるのではありません。
何でも楽しめる能力を身につけるのです。
「つまらない」と感じることがあれば、受け止め方を工夫して、楽しく感じるよう努力してみてください。
「そんなことはできるのか」と思いますが、できます。
どれだけ楽しくなる能力を身につけられるかは、あなた次第です。
視点や考え方を工夫すれば、必ずできます。
楽しいと感じるのは、見方・考え方の問題であり、誰でもできることです。
たとえば、壁を見てください。
あなたのすぐそばには、壁があるでしょう。
その壁の「模様」に注目してください。
どこにでもある平凡な壁かもしれませんが、よく見ると、何らかの絵や図柄があるでしょう。
たとえ無地であっても、近くでじっくり見ると、マット感なり光沢感といった何らかの特徴があるでしょう。
「私たちは模様に囲まれて生きている」と言っても過言ではありません。
あちこち壁を見て、模様に注目すれば、壁を見ているだけで楽しい時間を過ごせます。
天気のいい日なら、外に出て空を見上げてください。
美しい青空に、白い雲が浮かんでいるでしょう。
その雲は何の形に似ているか、想像力を働かして考えてみましょう。
人の顔、動物の姿、花のような形。
想像力を膨らませると、いろんな姿形に見えてきて、楽しい時間を過ごせるでしょう。
この要領で、ありとあらゆることを楽しんでみてください。
「楽しめない」と思うなら、まだ楽しむ能力が低い証拠です。
楽しむ能力は、最初からあるものではありません。
鍛えて身につけていくものです。
今はまだできなくても「楽しむ」という方向性さえ意識していれば、だんだんできるようになります。
何でも楽しめる能力を身につければ、あなたは24時間365日、楽しい気持ちでいることが可能になります。
いつも笑顔でいられ、いつも明るく満ち足りた気持ちでいられます。
何でも楽しめるようになったら、あなたは無敵です。
嫌いな人といようと、苦手な場所にいようと、不得意な仕事をしていようと、楽しく感じるようになります。
何でも楽しめる能力を身につければ、いつもご機嫌でいられるのです。