新しいことを始める際、まず完全にルールを覚えようとする人がいます。
1ページずつ丁寧にルールブックを読んで暗記していき、ルール完全に覚えきるまで取りかろうとしません。
「まだルールをすべて把握できていないから……」
「まだ知らないルールがたくさんあるから……」
真面目な姿勢は素晴らしいのですが、これではいつまで経っても取りかかることができません。
もちろんまったくルールを知らないまま始めるわけにはいかないでしょう。
1つもルールを知らない状態ではプレイのしようがありません。
だからといって完全に覚えきる必要もありません。
新しいことを始めるとき、基本ルールだけ覚えていれば十分です。
そもそもプレイする前からルールをすべて覚えようとしても、経験がなければ、具体的なイメージがわきません。
基本ルールだけ押さえたら、さっそく実践に移しましょう。
細かいルールは実践を通して覚えていくのが一番です。
野球のルールをすべて覚えてから始める人はいません。
子どもたちは、野球の基本ルールだけ覚えたら、さっそくプレイします。
細かいルールはプレイしながら覚えます。
時には見よう見まねで覚えていくことも少なくありません。
これで十分なのです。
プロ野球選手もメジャーリーガーも、同じプロセスをたどっています。
成長の早い人ほど「いざ実践!」の精神があります。
人生においても、新しいことを始めるときは、最初からルールをすべて覚える必要はありません。
基本ルールだけ押さえておけば、さっそく始めてしまいましょう。
プレイしながら覚えるのが一番身につきます。
最初から完全にルールを覚える必要はなく、プレイしながら覚えていきましょう。