執筆者:水口貴博

チャレンジ精神を養う30の方法

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偉業の達成に、特別な能力や才能が必要とは限らない。小さな仕事でも、地道に続けて世の中に役立つものを生み出せればいい。

偉業の達成に、特別な能力や才能が必要とは限らない。小さな仕事でも、地道に続けて世の中に役立つものを生み出せればいい。 | チャレンジ精神を養う30の方法

偉業の達成パターンには、大きく2つあります。

  1. 特別な能力や才能を発揮することで偉業を成し遂げるパターン
  1. 小さな仕事を地道に続けることで偉業を成し遂げるパターン

私たちがまず思い浮かべる偉業といえば「特別な能力や才能を発揮するパターン」ではないでしょうか。

世の中には先天的な能力に恵まれた「天才」「秀才」と呼ばれる人がいます。

恵まれた才能があれば、世間をあっと言わせる発明や商品を生み出すことも可能でしょう。

優れた発明や商品によって世の中に大きなイノベーションをもたらせば、偉業となります。

偉業の程度によっては歴史の教科書に載るケースもあるはずです。

しかし、偉業につながる方法はその限りではありません。

偉業の達成に特別な能力や才能が必要とは限りません。

小さな仕事でも、地道に続けて世の中に役立つものを生み出せれば、偉業を成し遂げることが可能です。

伊能忠敬による偉業

江戸時代後期に「伊能忠敬」という人物がいます。

彼は日本で初めての実測による日本地図を作製した人物として有名であり、歴史の教科書にも載っている人物です。

測量ができる人物は当時の日本にも多くいましたが、実際に日本全国を測量した人はいませんでした。

彼のすごいところは、実際に日本全国を歩いて測量を行い、日本地図を作製したことにあります。

測量だけなら簡単なことですが、実際に日本全国を歩いて測量するのは容易なことではありません。

伊能忠敬が行ったのは、ひたすら「測量の連続」でした。

驚くべきことに彼は17年という長い歳月をかけて、日本全国を実際に歩いて測量しました。

しかも彼が測量を始めたのは50代半ばのときであり、当時で言えば「年配者」に当たります。

測量で歩いた距離は4万キロメートルを越え、これは地球1周分にも当たります。

普通に歩くだけでも大変ですが、測量しながら歩くのはもっと大変だったに違いありません。

測量という地道な仕事をこつこつ17年続けることで「正確な日本地図」という偉業を成し遂げました。

伊能忠敬の作成した日本地図は「伊能図」とも呼ばれ、現在の日本地図と遜色のない高い完成度であることがわかっています。

老いてからの挑戦といい、気の遠くなるような地道な努力といい、私たちは伊能忠敬から学ぶところがあります。

もしあなたが特別な能力や才能があるなら、それを存分に生かしてください。

恵まれた力を発揮すれば、ほかの人にはできない立派な偉業を達成できるでしょう。

特別な能力や才能がなくても諦める必要はありません。

伊能忠敬のように、小さな仕事をこつこつ地道に続けることで達成する方法を模索してください。

小さな仕事も、積み重ねていけば大きくなります。

何年も何十年も積み重ねていけば、あるとき素晴らしい成果を挙げることができるでしょう。

誰でもできるような小さな仕事でも、それを地道に続けて世の中に役立つものを生み出せれば、立派な偉業です。

チャレンジ精神を養う方法(23)
  • 特別な能力や才能がなければ、小さな仕事をこつこつ続ける方法で偉業を達成する方法を模索する。
思わぬトラブルが起こったら「困った、大変だ!」と騒ぐのではない。
「なるほど、そう来たか!」と感心する。

チャレンジ精神を養う30の方法

  1. 「難しそう」と「難しかった」を、混同していませんか。
  2. 「初めてなので教えてください」が言えるようになっておこう。
  3. 難しく考えるから難しくなる。
    簡単に考えれば簡単になる。
  4. できなくて諦めているのではない。
    ほとんどの人は、やる前から諦めている。
  5. チャレンジする理由は「一度も経験がない」というだけで十分。
  6. 細かいルールは、プレイしながら覚えていけばいい。
    野球のルールをすべて覚えてから始める人はいない。
  7. 批判や反対を、やめる理由・できない口実にしてはいけない。
  8. 緊張に弱い人は「即行動」を意識する。
    緊張が高ぶる前にアクションを起こせばいい。
  9. 「もう歳だから」と言わないでください。
  10. 熱しやすく冷めやすい性格でもいい。
    少なくとも「熱中」を実現できている。
  11. 「敵」は「ライバル」と言い換えるのが正解。
  12. 恥ずかしくて1人で行けないのは、好きな気持ちが中途半端である証拠。
  13. 旅行中は誰でも大胆不敵になる。
    自分の中に眠っている勇気と行動力に気づく。
  14. 「あの人がやるなら私もやる」もあっていい。
  15. 私たちは、夢を叶えるために生まれてきた。
  16. 自分に合ったやり方は、自分しかわからない。
    実際に試してみないとわからない。
  17. ファッションセンスがなくても、おしゃれを諦めない。
    おしゃれな人にファッション・コーディネートをお願いすればいい。
  18. 1週間に1回でいいので、新しいチャレンジをしてみよう。
    勇気が必要なチャレンジは特におすすめ。
  19. 気合が入るから早歩きをするのではない。
    早歩きをするから気合が入るのだ。
  20. チャレンジを否定されたら、こう言い返そう。
    「失敗するとは限らない。
    成功するかもしれない。
    何もしないで諦めたくない」
  21. 協調性のない性格は悪いことではない。
    個人プレーで本領を発揮すればいい。
  22. みんなから嫌われている蚊にも、すごいと認める点がある。
  23. 偉業の達成に、特別な能力や才能が必要とは限らない。
    小さな仕事でも、地道に続けて世の中に役立つものを生み出せればいい。
  24. 思わぬトラブルが起こったら「困った、大変だ!」と騒ぐのではない。
    「なるほど、そう来たか!」と感心する。
  25. 押してダメなら引いてみる。
    引いてもダメなら……。
  26. 残り時間は少なくてもいい。
    時間が限られているほうが、たくさんのことができる。
  27. いつも無難な服ばかりになっていませんか。
    たまには「挑戦的な服」を着てみよう。
  28. 最悪のコンディションでやるのも悪くない。
    万一うまくいったら、大きな自信につながる。
  29. 手軽に楽しく自己管理能力を鍛えるには「国内の一人旅」がおすすめ。
  30. チャレンジする人はいても、再チャレンジする人は少ない。
    再チャレンジからが本番。

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