お辞儀にも、礼儀作法があります。
「ただ頭を下げればいいだけだろう」と思いますが、要注意。
単なるお辞儀でも、手順を誤ると、失礼な印象を与えることがあるため油断できません。
面接に通らない人は「よろしくお願いいたします」と言いながら、お辞儀をします。
発言とお辞儀が同時の状態です。
致命的なマナー違反ではありませんが、面接官から見ると、やや落ち着きのない印象を受けます。
早々と挨拶を終わらせようとする様子に見え、丁寧な印象に欠けます。
挨拶の言葉は、きれいでも、丁寧な印象が半減するのです。
一方、面接に通る人のお辞儀は、ひと味違います。
「よろしくお願いいたします」と言ってから、お辞儀をするのです。
それぞれが別の状態です。
1つ1つの動作が独立しているため、より落ち着いた印象を与えます。
言いながらお辞儀をする動作に比べて、少し余分に時間がかかりますが、丁寧な印象は倍増します。
面接では、丁寧な選択を選べば間違いありません。
無礼で評価を落とすことはあっても、礼儀正しくて評価を落とすことはない。
冒頭の挨拶から丁寧な印象を強調でき、気持ちよく面接を始められるのです。