面接では、ほかの応募者と協力しながら面接を受けることがあります。
たとえば、グループディスカッションやグループワークなどです。
こうした面接形式では、応募者が集団の中での役割や振る舞いが、表れやすいところ。
まず面接に通らない人は、自分だけ受かろうとします。
自分に注目が集まるよう、積極的にアピールをします。
もちろん積極的なアピールはいいのですが、発言の仕方が強引です。
誰よりも多く発言する。
自分の意見を押し通す。
他人の意見はとにかく否定する。
一見すると積極的に思えますが、心の中では「自分さえ受かればいい」と考えています。
面接官は「積極的だが、協調性がない」と判断して、評価を下げます。
皮肉にも、自分だけ受かろうとする人だけ、落とされるのです。
一方、面接に通る人は、みんなで受かろうとします。
自分の力だけでは限界があるため、作業を効率よく分担しようとします。
得意なことは得意な人に任せ、自分は自分ができる仕事に専念しようとします。
それぞれの人が、自分の得意な仕事に全力投球すれば、全体として、素晴らしい仕事が発揮できるでしょう。
発言しない人に、わざと話を振る。
苦手なことは、得意な人に助けを求める。
自分だけしゃしゃり出そうな状態になれば、あえて一歩身を引く。
みんなで力を合わせて、グループディスカッションやグループワークを成功へと導きます。
そういう協力的な姿勢は、一見すると地味ですが、面接官は見逃しません。
きちんと周りと協力する様子を見て、協調性や指導力を高く評価してくれます。
そして願ったとおり、みんなで受かるのです。