短所のない人はいません。
面接でも、長所だけでなく、短所について追及されるのが定番です。
その短所についての答え方が、選考の結果を分けます。
面接に通らない人は、短所を質問されても、ひたすら隠します。
「大きな短所は特にありません」
隠したところで、面接官は嘘を見抜きます。
欠点のない人はいません。
話すことと言えば、長所・得意・強みばかり。
響きのいい話ばかりしていると「何か重大なことを隠しているな」と直感的に気づき、かえって怪しむのです。
一方、面接に通る人は、短所を質問されたときは、きちんと答えます。
ただし、短所はそのまま答えるわけではありません。
短所を長所として表現して、少しでも前向きな印象に変える工夫をするのです。
たとえば「動作が遅い人」は「仕事を丁寧にするのが得意」と言い換えられます。
「目立ちたがり屋」は「アウトプットが得意」と言い換えられます。
「騒がしい人」は「場の雰囲気を盛り上げるのが得意」と言い換えられるでしょう。
長所だけでなく、短所についても触れるため、正直に発言している印象が強くなり、発言全体の信頼性が増します。
多少の短所は、誰にでもあります。
面接官は、短所に秘められた長所にも期待するのです。