親が子に願う職業は、いつの時代も同じです。
ずばり、安定した職業。
たとえば、大企業や公務員などです。
就職活動に失敗する人は、1つの就職情報サイトに登録します。
「登録は、1つで十分だろう」と思っています。
もちろん1つの就職情報サイトでも、数多くの企業が掲載されているため、事足りることがあります。
就職活動に失敗する人は、自己分析が中途半端です。
「意味がない」「面倒」「必要ない」などの言い訳をして、いきなり企業研究をしようとします。
早く結果を出したいため、自己分析をきちんとしません。
就職活動に失敗する人は、控えめな行動が特徴です。
就職活動に利用できるものがあっても「申し訳ない」「恥ずかしい」「なくても何とかなる」と利用を控えます。
「先輩から紹介できる人がいるよ」という誘いがあっても「大丈夫です。自分で何とかします」と反射的に断ります。
就職活動に失敗する人は、面接対策本を完全否定するのが特徴です。
「就職対策本ばかり読んでいると、形式的な答え方になる」
「参考例を見ていると、自分の個性をうまく表現できなくなる」
就職活動は、やる気との戦いです。
暑い日は、体がだるくてやる気が出ない。
寒い日は、朝が起きにくくてやる気が出ない。
就職活動は、情報戦。
情報を持つ者が、有利になります。
企業説明会・企業研究・就職対策など、たくさん情報があればあるほど、解析や比較がしやすくなります。
就職活動中、対応に迷うのが、不明点の扱いです。
不明点に対する対応は、就職活動の成り行きを決める要素の1つ。
ささいな点ですが、就職活動の結果に関わるため、油断できない点です。
就職活動では、ほかの学生たちと一緒に出席するイベントがあります。
たとえば、合同の企業説明会です。
ある企業の説明会に参加したとき、見知らぬ人の隣に座ることがあります。
履歴書に必要なのは、本人の写真です。
就職活動に成功する人も、そうでない人も、写真を貼るのは当然です。
では、どこに違いが出るのかというと、写真を撮る手段です。
エントリーシートや履歴書などの応募書類。
応募書類は、いつ作成しますか。
いつ作成しても、仕上がりは同じになるはずと思うでしょう。
就職活動に成功する人も失敗する人も、面接前には準備をします。
準備しないで面接を受けるのは、落ちに行くようなもの。
準備がなくて受かったなら、単に「運がよかった」と考えていいでしょう。
就職活動では、多額の出費が必要です。
スーツ、靴、カバン、証明写真、書籍代。
意外に見落としがちなのが、交通費。
うまくいかなかったとき、どう思うかです。
うまくいかなかった事実より、その後の取り組みが大切です。
就職活動に失敗する人は、最初からうまくいかなくて、落ち込みます。
就職活動に失敗する人は、すぐ諦めます。
たとえば、OB・OG訪問を先輩に申し込んで、断られたときです。
「ダメと言われたなら仕方ない」と思い、素直に引き下がります。
就職活動に失敗する人は、学生らしく振る舞います。
学生だから、学生らしく振る舞うのが当然だと思っています。
学生気分が抜けないままなので、就職活動のさまざまな場面で、油断の連続です。
就職活動に失敗する人は、とにかく行動が遅い。
行動が後手になるため、チャンスがあっても生かし切れません。
大手企業の企業説明会では、参加人数が制限されていることがあります。
毎年、国から発表される、就職内定率。
就職内定率とは、就職希望者のうち、どれだけの人数が就職できたかを示す割合です。
学生の就職状況を把握するときの、重要な指標の1つとして利用されています。
就職活動に成功する人も失敗する人も、行動します。
インターンシップ、OB・OG訪問、企業説明会。
各イベントは、重要な情報を入手できる貴重な機会。
就職活動に失敗する人は、大手から順に受けます。
マッチングは完全に無視。
もちろんそれだけ自分のレベルも高ければいいのですが、受ける理由は、まったく別です。
就職活動では、スケジュール管理が重要です。
企業説明会から内定までの一連の流れを、細かく区切って予定を立てます。
必要になる資格、興味のある企業説明会、参加したいインターンシップなどがあるでしょう。
就職活動に失敗する人は、やりがいのある仕事を人に聞きます。
「どんな仕事をすれば、やりがいを感じますか」
聞かれた人も困ります。
就職活動は、長期にわたる活動です。
一般的には大学3年の中盤から始めることになるでしょう。
早い人は、大学1年や2年の頃から始める人もいるようです。
就職活動に成功する人も失敗する人も、遅刻はしません。
遅刻は厳禁。
言語道断です。
就職活動に失敗する人は、面接が終わった後、ぼんやりします。
帰宅途中「今日は疲れた。面接の手応えが微妙だな」と考えながら、もんもんとします。
一応、面接を振り返りはします。
就職活動に失敗する人は、お礼をしないのが特徴です。
OB・OG訪問が終わっても、そのまま。
面接が終わっても、お礼の連絡はしません。
就職活動に失敗する人は、時間がかかっていると考えるのが特徴です。
就職活動は、1つ1つのイベントに時間がかかります。
企業研究で1社調べるのに、時間がかかる。
不採用を一度も経験しない就職活動は、珍しいでしょう。
面接を何社か受ければ、いくつかの企業から不採用通知があり、落ち込むことがあります。
さて、就職活動に成功する人と失敗する人は、不採用の受け止め方が異なります。
不採用をもらえば、誰でも落ち込みます。
落ち込むのはいいのです。
全力を尽くしたにもかかわらず、望んだ結果が得られなかったわけですから、落ち込むのは当然です。
内定をもらえば、大喜び。
内定を複数の企業からもらえば、入社する1社に決め、ほかの内定は辞退することになります。
晴れて入社が決まれば、一安心。