就職活動に失敗する人は、面接が終わった後、ぼんやりします。
帰宅途中「今日は疲れた。面接の手応えが微妙だな」と考えながら、もんもんとします。
一応、面接を振り返りはします。
「悪いところがあったな」と思いますが、思うだけなのです。
その先がない。
町中を歩くビジネスマンが妙に大人らしく感じて、ぱっとしない自分が情けなく感じる。
ぼんやりしながらため息をつき、どんよりした気分で帰宅します。
それで終わりです。
改善策を考えないため、次の面接でも同じ失敗を繰り返すのです。
一方、就職活動に成功する人は、面接終了後、反省します。
帰りのバスや電車の中で、さっとノートを取り出し、面接の様子を振り返ります。
面接で行われた様子をできるだけ細かく思い出し、1問1問形式で、徹底的に洗い出して書き出します。
きちんと文字として書き出すことが重要です。
客観視ができるようになるため、善しあしの判断も改善がしやすくなります。
言葉遣いや礼儀作法の悪かったところは素直に認め、改善を考えます。
反省するのは、悪いところばかりではありません。
良いところも反省します。
よかったと思う部分は「もっと適切な対応があるのではないか」と、さらなる改善を考えます。
そのくらい反省を重視しているため、同じ失敗を繰り返しません。
次の面接にも生かせるため、どんどん上達していくのです。